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【2011年2月】京都大学入試試験で携帯電話を使ったカンニングが発覚

京都大学
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日本最高学府を舞台にした国内初の出来事

2011年(平成23年)2月25日、26日に実施された京都大学の二次試験の数学、英語の一部の問題が、試験時間中にYahoo!知恵袋に投稿されていたことが判明し、国内初となる携帯電話を利用したカンニングが発覚しました。

発見したのは、京都大学新聞記者で、この発見を機に同志社大学、立教大学、早稲田大学でも同じような手口でカンニングしていたことが判明しました。

2月28日には京都大学が被害届を提出し、偽計業務妨害容疑で捜査した京都府警により投稿者が判明、3月3日には投稿者が警察に保護されることになりました。

投稿者は仙台市に住む19歳の予備校生であり、取り調べ時に判明したカンニング方法は、左手に携帯電話を持ち、携帯電話を股の間にはさんで、監督官から見えない状態で問題を打ち込んで投稿していたとのことです。

Yahoo!知恵袋に投稿された内容

質問内容

数学の問題です。

実数aが変化するとき、3次関数y=x^3-4x^2+6xと直接y=x+aのグラフの交点の個数はどのように変化するか、aの値によって分類せよ。

解答だけでなく途中計算もよろしくお願いいたします。

それに対して寄せられた回答

y=x^3-4x^2+6xとy=x+aを連立させて、y=x^3-4x^2+5x-aのグラフとx軸

との共有点を調べます。

f(x)=x^3-4x^2+5x-a

とおけば

f’(x)=3x^2-8x+5=(3x-5)(x-1)

ですから、f’(x)=0の解は、x=1、5/3

したがって、y=x^3-4x^2+5x-aは、

x=1で極大値f(1)=2-aをとり、x=5/3で極小値f(5/3)=50/27-aをとる

ことがわかります。

(1)f(1)<0、すなわち、a>2のとき、グラフはx軸と1点で交わります。

(2)f(1)=0、すなわち、a=2のとき、グラフとx軸の共有点は2個です。

(3)f(1)=2-a>0、f(5/3)=50/27-a<0、すなわち、2>a>50/27のとき、

グラフはx軸と3点で交わります。

(4)f(5/3)=50/27-a=0、すなわち、a=50/27のとき、

グラフとx軸との共有点の数は2個です。

(5)f(5/3)=50/27-a>0、すなわち、a<50/27のとき、

グラフはx軸と1点で交わります。

というように、試験問題をYahoo!知恵袋に投稿して、回答をもらっていたようですが、この回答をした人もグルだったということはなく、何も知らない人がたまたま回答しただけだったようです。

京都大学の入試問題を、なんの準備もなく、フラッと立ち寄ったネットの掲示板でスラスラと解いてしまう人がいるってのも、また恐ろしい話ではありますね。

投稿者のその後

このカンニングを実行した予備校生は、京都大学はふつうに不合格。先に受けた早稲田大学、立教大学は合格していたものの、カンニングにより合格を取り消されたようです。

さらに朝日新聞の記事によると、カンニングをした投稿者は、その後も大学には進学せずに関東にある飲食店でアルバイトをしていたようです。

そこから先の人生については、一般人ですのでそっとしておくのがよろしいかと。

翌年の入試風景

当然のことながらカンニング対策が強化され、中には指定された封筒内に携帯電話を入れさせてからカバンにしまわせたりしていたところもあったり、またある大学ではカバンの中から携帯電話の振動音がしただけで失格になった大学もあったそうです。

翌年の京都大学

もちろん学校自体はカンニングに対して厳しく対応しておりますが、学生たちはこういうノリのようでした。

出典:Wikipedia-大学入試問題ネット投稿事件asahi.com

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