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【2010年1月】食べるラー油が大ブーム、類似商品乱立でも品切れ状態が続く

食べるラー油
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突如食卓に現れた食べるラー油

2010年(平成22年)1月に食べるラー油が大ブームになりました。

食べるラー油自体はまったく新しい商品というわけではなく、それ以前にも沖縄系ラー油として親しまれていたり、京都にある菜館Wongで同様のものが提供されていたそうです。

そんな一部の地域でしか食せないレアなラー油を、桃屋が食べるラー油「辛そうで辛くない少し辛いラー油」と商品化して2009年8月に発売。その後、ネット上の口コミでジワジワと広まっていき、2010年に大ブームとなりました(ブームの発端については諸説あり)。

亜種乱立

あまりのブームで商品の品切れ状態が長く続き、そこを商機と類似商品が雨後の筍のごとく乱立するぐらいの大ブームになり、この年の新語・流行語大賞のトップテンに「食べるラー油」がランクインするほどでした。

もともと、だれかの特許ものというわけでもなく、一部地域では古くから親しまれている料理ゆえに、権利関係もしがらみもないので、先に述べたように類似商品が数多く出回り、結果として食べるラー油のバリエーションを増やし、ブームを長続きさせていたように思います。

そんな桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」の類似商品の一部をご紹介します。

「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」

こちらは食卓ラー油の元祖ともいえるヱスビー食品から発売された食べるラー油になります。桃屋のが2009年8月に発売され、2010年1月には食べるラー油がブームになっておりましたが、エスビーのこちらの商品は2010年3月には商品化しておりました。

エスビー食品の開発力と販売ネットワークの強さに驚かされます。

「テリー伊藤のざくざくラー油バーガー」

こちらはモスバーガーがテリー伊藤氏とコラボを組んで開発した商品になります(正確にはテレビ番組スッキリとのコラボ)。

1月に食べるラー油ブームが顕在化し、3月にはエスビーが「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」を出し、こちらの「テリー伊藤のざくざくラー油バーガー」は、そこから少し遅れて6月に約2週間の期間限定で販売。

しかも、あまりの人気っぷりで、6月の約2週間で210万食を販売するほどの人気商品となり、6月の期間限定販売が終了した1か月後に再び再販するほどの人気っぷりでした。

「食べるラー油で楽しむ野菜たっぷり冷やし麺」

こちらはファミリーレストランのガストで発売された食べるラー油系メニューですが、ガストでは他にも「和風おろしハンバーグ食べるラー油で楽しむ野菜添え」などバリエーション豊かに展開していたそうです。

「自家製ラー油で食べよう おつまみキャベツ」

こちらはセブンイレブンで展開された食べるラー油シリーズの1品。他にも「自家製ラー油で食べようピリ辛豚骨塩焼ラーメン」「自家製ラー油で食べようピリ辛鶏つけ蕎麦」などの商品がありました。

ということで、他にもいろんな会社がいろんな食べるラー油系商品を開発していたのですが、さすがにキリがないので、ここらで閉じさせていただきます(笑)

食べるラー油ブーム総括

ティラミス、パンナコッタなどなど、これまで数多くの食べ物ブームがありましたが、やはり食べるラー油ブームの特徴は、その亜種の多さだったのではないでしょうか。

食べるラー油という明確な定義がなかったのと、メインの食材というより調味料的なポジションだったのもあいまって、いろんな会社がいろんな商品を作りましたし、自分で作るのも比較的簡単にできることから、各家庭でもいろんな食べるラー油が作られたのが、この食べるラー油ブームの大きな特徴だったと思います。

ブームは狙って打てるものではありませんが、今後また食べ物系のブームが起きたら、その亜種展開がどうなるかに注目してみるのも面白いかもしれません。

出典:WikipediaGigazineモスバーガー(PDF)
見出し画像引用:桃屋

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