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【2008年2月】「せんとくん」誕生、平城遷都1300年記念事業公式マスコット

せんとくん
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平城遷都1300年祭公式キャラクター

2010年(平成22年)3月10日に平城京遷都1300周年を迎えるにあたり、その公式マスコットキャラクターとして、2008年2月12日に「せんとくん」が発表されました。

正式には2月12日の時点で名前はなく、デザイン画のみ公開され、その後に愛称を募集し同年4月15日に「せんとくん」と命名されました。

せんとくんに大ブーイング

今でこそ見慣れてしまいましたが、せんとくん発表当時は、中途半端にリアルさと可愛さを同居させたようなデザインに、「気持ち悪い」という声が多数上がっており、追い打ちをかけるように仏教界からも、仏に鹿の角をはやしたデザインは、仏様を侮辱していると異議がとなえられました。

ヤフーの行った世論調査では、せんとくんに反対する声が78%と、支持するの19%をはるかに超えてしまい、3月にはせんとくんの白紙撤回を求める市民団体まで登場しました。

さらにせんとくんのデザイン選定が一部の人たちによる閉鎖的な空間で決められていたことと、デザイン選定・制作経費が1000万円を超えたことも市民の反発を買い、奈良在住のクリエイター集団が独自の平城遷都1300年祭りの非公式キャラ「まんとくん」を、奈良の仏教界の親睦団体が同じく非公式キャラ「なーむくん」を発表するにまで至りました。

ブーイングによる宣伝効果

と、このような批判にさらされながらも、結局はごり押ししてしまい、せんとくんがそのまま平城遷都1300年祭の公式キャラクターになったわけですが、全国規模にまで拡大したせんとくん批判ニュースは、逆にせんとくんの知名度を押し上げる形になり(悪名もまた名なり)、その宣伝効果は約15億円にものぼると言われています。

その後のせんとくん

悪名もまた名なりで知名度を上げたせんとくんですが、時間とともに見慣れてきたせいか、当初の気持ち悪い感覚も消え、閉鎖的な密室コンペで決まったという小難しい話も忘れ去られ、全国区に知名度を拡大したせんとくんは、平城遷都1300年祭が終わったあとは、奈良県の観光マスコットになりましたとさ。めでたし、めでたし。

出典:Wikipedia
見出し画像引用:奈良県ホームページ

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