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【2010年12月】文具券の利用が終了され紙屑となる

文具券
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金券が紙屑に!?

2010年(平成22年)12月31日をもって、文具券の利用ができなくなりました。

これについては、それほど大きくニュースで取り上げられたわけではないので、もしかしたら知らない人もいるかもしれませんが、文具券、いわゆる有価証券(金券)がただの紙屑になってしまうという、日本でこういうことがあるのかと、にわかには信じられない事が起こっておりました。

文具券の価値を保証していたのはどこ?

紙幣は、その価値を国が保証していますので、そうそう紙屑にはならないと思いますが、文具券の価値を保証していたのは「日本文具振興株式会社」だったので、その会社がなくなってしまえば当然といえば当然ですが、お金(とそれに類するもの)の価値について考えさせられる出来事ではあります。

そんな日本文具振興株式会社は、1993年(平成5年)には18億円もの売り上げがあったのですが、2010年(平成22年)の売り上げはピーク時の約3分の1にまで落ち込んでしまい、その年限りで文具券の販売と利用を終了することにしたそうです。

売り上げ減少の理由として、少子化、パソコンの普及、ネット販売の3要素が挙げられ、もともと卒業・入学シーズンに需要があるものが、少子化によりその需要そのものが減ってしまった。パソコンが普及してしまい、文具そのものの需要が減ってしまった。ネット販売により、文具券が使える店舗での売り上げが減ってしまった。そうです。

未使用分はどうするの?

利用終了を決めた時点で、未使用分は42億円分あったそうですが、これは2011年以降に郵送した分を銀行振り込みで払い戻しすることになっておりました。

ただ、2011年9月16日で受付自体が終了してしまいましたので、2017年現在、お手元にある文具券は払い戻しを受けることができないのでご注意ください。

ちなみに、文具券には無期限と有効期限付きの2種類ありましたが、期限問わず、2010年12月31日で使えなくなっております。

話が少し飛びますが、2014年にマウントゴックス事件でビットコインの価値がどうとか、世間で話題になりましたが、ビットコインの価値を認めなかった人たちの中で、文具券の価値が消滅してしまったことを知っている人がどれだけいたのかちょっと気になります。

しょせん紙に書かれた金額なんて、それを保証する人、保証する組織のさじ加減1つでどうとでもなるという、非常に勉強させられた出来事でありました。

見出し画像引用:大丸藤井セントラル
出典:Wikipedia-日本文具振興

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